天候不順により、収穫期に実が割れてしまったクイーンニーナで、香り良く、味もとびきりなジャムをつくりました。

ムクノモリでだんだんと収穫量の増えてきた「クイーンニーナ」は、うすいピンク〜こい赤ピンク色になる、種なしで、つぶの大きいぶどうです。
皮は少し渋みがあり、むいて食べることが多いですが、ムクノモリのこども達は皮ごと食べてしまいます。
甘みがつよく、果肉はしまって食味がよく、ぷるんとしています。
なんといっても、ひと口かじった瞬間の香りがよく、ふわっと華やかで濃厚な香りが口いっぱいに広がります。

ぶどうまるごと、まったくの無添加で、砂糖や甘味料も一切入っていないジャムです。
ムクノモリのクイーンニーナ90％に、きれいな色味になるようナガノパープルを10％入れてつくりました。
つぶまるごと、ごろっと、とろっと、ぎゅぎゅっと詰まっています。
今年の糖度は42度前後。

内容量・・・150g
※保存料、酸化防止剤、ゲル化剤、安定剤などの添加物は一切使用しておりません。

となり町の加工場で、ムクとわたしで、収穫後すぐに冷凍しておいたクイーンニーナの軸をひとつずつ手でとり、大鍋に入れ、おおきな木杓子でぐーるぐーるとかき混ぜながら、クイーンニーナの少しかための皮を半分ほど取りのぞき、一旦ミキサーであらくつぶし、また大鍋にもどして、出てきたアクをあちちとすくい、ひたすら煮詰めていきます。
まったく砂糖なしでもだいぶ糖度があがったところで、煮沸した小瓶にひとつづずとろとろっと詰め、量を調整し、ふたをして、再度煮沸殺菌し、すぐに粗熱をとり、水気をふいて、ぴかぴかのきれいな色のジャムの完成です。

＊パンに、クラッカーに、ヨーグルトに、アイスクリームに。
クッキーやマフィンに、お肉料理の仕上げのトッピングにも。